屋外広告物の点検方法を決めていくには…
屋外広告物の点検方法を決めていくには、点検対象物を把握する事が大事です。
これから点検する広告物がどのような造りで、設置後何年経過してるのか、
いままでの点検はしてたのか、していたのであれば、その頻度はどのくらいか、
法的各種申請は行われているのか、
できるだけ情報を集めて点検方法を決めていく事になります。
次に把握する必要があるのは点検する現場の状況です。
高所作業車や仮設足場などが必要なのか、
必要ならスペースが確保できるのか。
意外に見落としがちなのが高圧線や電線などです。
高所作業車の作業範囲にある電線類も事前にしっかり
把握する必要があります。
高所の屋外広告物点検方法
労働安全衛生規則第518条では2メール以上の高さでの作業には
足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなけなければならない。
とされています。
つまり2メール以上の高さで点検する場合は足場か高所作業車が
必要になります。
高所作業車での点検方法
点検のような比較的短時間で済む作業では高所作業車が
使用されることが多いです。
高所作業車を選定するには作業車を設置する位置から看板の高さ、
作業半径を考え、ブームの長さから作業車を選定し、
障害物などがある場合、全旋回型、屈伸型などを選定します。
10m以上の高所作業車を操作する場合、
高所作業車運転技能講習終了証が必要です。
広告物所有者との取り決めも大事
屋外広告物の点検方法は、広告物所有者との取り決めも大事です。
点検方法はもちろん、点検前の近隣や関係者への告知方法、
点検中の事故などによる緊急連絡先、電源が必要な場合の電源位地など、
しっかり取り決めしておきましょう。
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