屋外広告物を点検する為の資格
屋外広告物点検の資格について解説していきます。
屋外広告物の点検に必要な資格は、
各地方自治体の屋外広告物条例の中で定められています。
多くの自治体では、下記資格を屋外広告物の点検に
必要な資格としています。
屋外広告士、1級建築士又は2級建築士
ネオン工事に係る特種電気工事資格
第1種から第3種までの電気主任技術者免状
職業能力開発促進法に基づく技能検定のうち、
広告美術仕上げの1級合格を屋外広告物点検に必要な資格
因みに上記資格は札幌市屋外広告物条例で点検に必要な資格です。
こうした屋外広告物点検に必要な資格の種類は
屋外広告物ガイドライン(案)が元案となっています。
屋外広告物ガイドライン(案)とは、国交省が発行した
いろいろな屋外広告物の決め事の参考資料で、
各地方自治体が、参考にする虎の巻のようなものです。
屋外広告物ガイドラインの19条の2引用
法第十条第二項第三号の規定による国土交通大臣の
登録を受けた法人(以下「登録試験機関」という。)か
広告物の表示及び掲出物件の設置に関し必要な知識について行う
試験に合格した者(以下「屋外広告士」という。)
その他これ と同等以上の知識を有するものとして規則て?
定める者に、当該広告物又は掲出物件の本体、接合部、
支持部分等の劣化及び損傷の状況の点検をさせなければならない。
ただし、規則 で定める広告物又は掲出物件については、
この限りてでない。
2 広告物の所有者等は、この条例の規定による許可又は許可の
更新の申請を行う場合には、 前項の点検の結果を知事に
提出しなけれはばならない。
と書かれています。
ガイドラインで具体的な資格として書かれているのは、
屋外広告士。
『これと同等以上の知識を有するもの』に、1級建築士又は2級建築士
などが入ってくるものだと思われます。
因みに国交省に電話で確認すると、この点検資格には、
屋外広告物点検技能講習を受講した者も入ると
いっていました。
屋外広告物点検技能講習修了者とは、公益社団法人 日本サイン協会と
一般社団法人 日本屋外広告業団体連合会が主催している講習です。
各地区で年一回程度行われ、屋外広告物ガイドライン(案)に沿った
点検に必要な知識や技術を学べる講習です。
半日の受講で修了者はこのような修了証が渡されます。
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